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放送内容2008年7月8日(火)と9日(水)の2回にわたって、当里山研究庵Nomad主宰の小貫雅男が、NHKラジオ深夜便「こころの時代」(早朝4時台放送、各40分間)に出演し、「遊牧の人々から学ぶ生き方〜人間らしさの回復を求めて〜」をテーマに、語りました。 長年にわたって研究してきたモンゴルの大地に生きる遊牧民の暮らしを原点に、ますます混迷の度を深める日本の私たち自身の社会を見つめ直し、未来への希望を「菜園家族」構想に託す形で、話が展開してゆきました。 終わりなき市場競争、派遣・請負・パートなど不安定労働の増大、年金・介護・医療などゆらぐ社会保障制度、家族や地域の崩壊と子どもの育つ環境の悪化 ・ ・ ・。 ◇◆◇NHKラジオ深夜便「こころの時代」◇◆◇ 遊牧の人々から学ぶ生き方 〜人間らしさの回復を求めて〜 ●放送日時:2008年7月8日(火)・9日(水)早朝4時台(各40分間) ●NHKラジオ第1またはNHK-FM ●出 演:小貫雅男(滋賀県立大学名誉教授・里山研究庵Nomad主宰) ●聞き手:迎 康子アナウンサー
この番組の放送は、折しも北海道洞爺湖で開催されたG8サミットの開催期間中。
NHKラジオ第1放送でも、「NHKラジオ環境ウィーク」として、「エコ」を考える様々な番組が放送されました。
「菜園家族」構想のお話が、大国の思惑を超えて、地域に生きる市民の目線から、地球環境問題や21世紀の新しいライフスタイルについて考える、一つのきっかけとなったならば、と願っています。
ご反響番組では、ベテランの迎 康子アナウンサーのリードのおかげで、リラックスして話すことができたようです。 早朝の放送だったにもかかわらず、番組終了後、北は北海道から南は九州まで、全国各地の様々な方々から、お電話やお便り、E-mailなどで、ご反響が寄せられました。
![]() 「“菜園家族”構想は、現代社会におけるユートピアのようですが、このような家族が一家族でも多く実現すれば、“日本の良さ”が発揮できると思います」という青森県おいらせの女性。 「悲惨な少年犯罪が毎日のように起きています。地域も家族も教育も、根本から考え直す時期に来ていると思います」という大阪の高校の先生は、「世界史を教えていますが、今こそ、グランドセオリーが必要になっていると感じています」と、この激動の時代に、日々、若い生徒たちと奮闘しておられる立場から、ご感想を寄せて下さいました。 また、「市場競争原理のもと、大量生産、大量浪費の“拡大経済”はそのままに、“技術革新”のみで、本当に地球温暖化の克服は可能なのか、というご意見に、共感しました」とお電話くださったのは、大正15年生まれの神奈川県の方。 横浜港で「今日は、船から陸に上がるので、早速、本を買いに行きます」とお電話くださったのは、漁師さん、あるいは貨物船で働いておられる方かと思いきや、「船上生活」をしておられるということでした。 北海道釧路平野のチーズ工房で働いている、ゼミ卒業生(滋賀県立大学)は、朝、地域の酪農家が搾った牛乳を集めてまわりながら、聴いてくれたそうです。 ![]() ここ鈴鹿山中・多賀町や、この流域地域圏の中核都市・琵琶湖畔の彦根でも、様々な方がお聞き下さったとのこと。
全国各地で、みなさんが、日常の暮らしの中で、現在の日本の、そして世界のあり方を省察し、あるべき未来の姿を探っておられることを、あらためて知ることができました。
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